トレードは幕の内弁当の梅干しである

ドルがなかなか下げないね。
117円割れしてからの118円台回復は驚きました。
ホント強いなあ。

私は明け方、117.80円割れしたところからショート中。
今ようやく下げてきたけど、欧州時間どうなるか。
117円割れ期待でちょっと長めに持つことにします。





さてさて。このお話を。昔パリスさんがお話してくれたことです。
”私にとってトレードは、お弁当工場みたいなもの。

ただひたすらベルトコンベアーで運ばれてきた幕の内弁当に、
梅干しだけ詰める作業。

そのベルトコンベアーの速度が速くなっても遅くなってもダメ。

同じ速度で運ばれてきたものに対して梅干しを入れる。

そこにカツカレーが流れてこようが、海老フライ弁当が流れてこようが、
ただひたすら幕の内弁当だけを狙って梅干しを入れる作業。”




私は、この言葉を聞いた時、これはトレードの究極型だなと思いました。

主観を一切排除して、目の前に運ばれてきた幕の内弁当だけをめがけて梅干しを入れる。
という単純作業。

(実際にはあり得ないけど)、たまに幕の内じゃなく、えびフライ弁当とか、
うな重とかが流れてきても、一切無視し、
ただただ梅干しが入るべき幕の内だけが流れてくるのをじっと待つ。

速度を速くしても遅くしてもダメ。ただただ、一定の速度で、
ロボットのように流れ作業をこなす。



こう言ってしまうと、ちょっと職業差別のような表現のように聞こえるので、
気分を害す方がいらっしゃったらすいません!


でもね。

これくらい、感情を入れず、淡々とこなす感覚を一旦身につけてしまった人は、
本当に強いです。



チャートの中で、いつも通りの”型”がやってくるまでじっと待つ。
大きなトレンドが来たからといって大きく狙おうとしない。
ちょっとエロ心を出して、逆張りしようとしない。
チャンスだ!とばかりに、勝負をかけてロットを増やさない。
いつも通りの”型”だけ、いつも通りの枚数で、いつも通りの利幅を狙う。

このいつも通りのことを平常心で黙々と流れ作業のようにこなすこと。


アドレナリンが分泌されてエキサイトするわけでもないし、
たまにトレードってつまらない。と感じるかもしれない。

でも、そのつまらない作業を日々同じように繰り返すこと。
これがこの方のトレードスタイルなんだな。


と私は思いますが、みなさんはどう感じますか?



トレードを一言で言うと、

面白い!楽しくてしょうがない!好き!辛い!苦痛だ!

人それぞれ感じ方ってあると思います。


パリスさんは、”つまらない。でも、天職だ!”と言ってましたが・・・
あ、あと、トレードしてる時より、検証してるほうが数倍楽しいとも言ってました。


私はどうだろう。

トレードは好きか嫌いかって言われたら、
ん~どっちでもないかな。

トレード自体が好きっていうより、目に見えて成果が表れることに対して、
喜びを感じるほうです。


なので、成果がはっきり数字に表れる営業職も好きでした。
アパレルが好き!って言うより、数字とか結果を積み重ねる作業が好き!みたいなね。
だから、商品に愛着なんて全然なかったな。


とはいっても、今年で丸11年。
そんなに長く続けてこれたことってトレードとこのブログくらいです。
結局いくらお金のためっていっても、
好きじゃなきゃできないよなあ。