リスクの色々

さあ。12月も始まりましたよ〜!

私は、東京時間にドル円ショート。
早速その後の上昇に引っかかっていきなり−13p。

お昼過ぎ、103.72円まで上昇したところで、
1時間足のボリンジャーバンドミドルラインタッチを確認後、
再度ショートエントリー。
決済済みです。
今日は今のところ−3p.


ユロ円とドル円、ボラがほとんど変わらないので、
ちょっとレバを上げて、ドル円に手を出し中。
ドル円が本格的に動いてくれるようになると、もっと取りやすくなるんですけどね。







今日のお題”リスクの測り方”です。

なみのFX本コレクションの中の、”タートルズ”流投資の魔術”を参考にしながら説明します。


この本の第7章で

”リスクを熟知し、重視すること。それが最高のトレーダーの証である。リスクに目を光らせていなければ、
リスクに付け込まれるということを彼らは知っているのだ”

という記述があります。

奥の深い言葉ですね。


リスクって、じゃあ何!?ということから考えてみたいのですが、
相場におけるリスクって数えきれないくらいあります。


●機会損失のリスク(これ前に書いた気が。。。)
●破産リスク
●証券会社倒産リスク


本編に書いてあるリスクを挙げてみます

●ドローダウン・・・トレーダーの取引口座の元金を減少させる一連の損失
●ローリターン・・・生計が立てられないほどの低利期間
●価格ショック・・・ひとつ、またはそれ以上の市場で回収不可能な大きな損失を招くことになる突然の価格変動
●システムの無用化・・・市場力学の変化で、前には利益の出ていたシステムが損失を出し始めること



ちょっと難しいですかね。

ドローダウンという言葉は、よく耳にするのでみなさんもお分かりかと思います。

例えば、ある有効だと言われている手法でトレードするとします。
一定期間実践する中で、ぶち当たる壁のようなものですね。


過去の損益グラフがきれいに右肩上がりになっているように見えるシステムでも、
かならずドローダウン、つまり損益の谷になる局面って必ずあるわけです。


これが発生すると、たいていのトレーダーがその手法を使うのをやめてしまうのです。

”もしかして、システムが機能しなくなっているのかしら?”
”今後、バックテスト以上に大きなドローダウンが来るのではないか?”
”このまま信じてトレードしていっていいのか”

疑念、不安、恐れetc..これらがトレーダーを躊躇させる要因になるのですね。



次に破産リスクについて考えてみましょう。

破産ってどうして起こるのか考えたことはありますか?

去年のような暴落相場に直面してアンラッキーだったから?それでも、生き残る人がいるわけですから、
理由はそれに限ったことではなさそうですね。

そこで、このような例を、本文では取り上げています。

●計画性のなさ
●過剰なリスク
●非現実的な期待


わかりやすいし、納得できますね。


ほとんどのトレーダーは、一定のルールに則ったトレード。というよりは、勘や噂、推測、勘違いに基づいて取引を行っているといいます。
相場観に根拠のない自信を持ち、必ず思惑どおりに相場が動くという期待感から、計画性のないポジショニングをしてしまうため、
トレードがうまくいかないという人が多いようです。

また、FXではレバレッジ取引ができるがゆえに、レバレッジの正しい知識もないまま、無謀なリスクでトレードしている人が多いです。
”リスクの取り過ぎ”ですね。ドローダウンが1000pipsと言われている手法で、100万円あたり10枚ずつポジションを持ったらどうなるでしょうか。
こういう基本的な知識がないため、破産してしまうパターンです。

最後に、”非現実的な期待”ですが、トレーダーの多くが、儲けについて過剰な期待、ハイリターンを求めてトレードをしがちだということ。
ある手法を試し、特効薬かの如く、そく結果を求めるのも同様ですね。

リターンばかりに気を取られ、リスクへは全く無関心。
初心者トレーダーが失敗する一番の要因です。



ただ、リスクをかけすぎないリスクっていうのもあります。
1000万円持っているにもかかわらず、ほんの少しのリスクしかとらない。
これでは、資金運用というレベルのリターンは得られません。

どこで折り合いをつけるか。これが一番難しいところではありますけどね。